株式会社丸合
会社概要
- 事業内容
- スーパーマーケットの経営・運営、小売に関する事業
- 設立年月
- 昭和29年11月1日
お話を伺った方
■人事部人事教育グループ 福井 隆彦 様
取材日 2020年9月12日
店舗見学の参加者が4倍になったのは「meet in」によって安心感を与えられたから 丸合の導入事例
株式会社丸合は、鳥取県と島根県に25店舗を展開する、地域密着型のスーパーマーケット。
地域のお客様の「毎日のふだんの生活」を支えるパートナーであるという目的を達成するため、安心と安全を念頭に、商品の鮮度と美味しさを常に追求し、お客様に気持ちよく買い物をお楽しみいただけるよう、清潔な売場とフレンドリーサービスでお客様をお迎えされている。
今回は、株式会社丸合の人事部人事・教育グループ 福井 隆彦氏に、採用活動に「meet in」を導入し、採用に繋がる店舗見学の参加者増加と、業務の効率化を実現されたお話を伺った。
きっかけは学生に安心感を与えるため。「meet in」導入によりコロナによる障害を取り払いたかった
――「meet in」を導入した経緯を教えてください。
福井氏:3月から4月にかけてコロナウイルスの感染が拡大するなか緊急事態宣言が発令され、合同企業説明会など学生が就職活動をする機会が失われました。
感染者が比較的少ない鳥取県・島根県においても、就職フェアや企業ガイダンスが全て中止となりました。
県外からの学生については移動が制限され、なかなか帰省しにくい状況が続くと思いましたし、何より地元の学生と話せない状況に陥ったことが最大の導入背景になりました。学生と話す機会が激減することが、はっきり分かっていましたので、時間がない、やるしかないという状況で導入しました。
契約は3月にしていましたので、そこから本格的に「meet in」を導入し、オンラインによる会社説明会・面接が可能な環境を整備しました。
コロナによる様々な障害を取り除くことで、学生に安心感を与え、一人でも多くの学生に応募して頂くことが最大の目的でした。
言葉だけでなく視覚でもアピールできる使いやすさが魅力だった
――「meet in」導入後の変化や成果をお聞かせください。
福井氏:まず学生に対して安心感を与えられたことが、大きな効果だったと思います。オンラインでの会社説明会・面接をやっている会社と伝えることで、このような状況下において安心して応募して頂いているのではないかと思います。
機能面では、会社説明会のパワーポイントなど、従来ある資料をそのまま利用できるところも便利です。マーカーを使い、「ここは重要なポイントだよ」とリアルタイムに資料に線を引いて見せることができるので、学生に対して言葉だけではなく視覚でもアピールできるという点が非常にやりやすいと感じました。
会社は招待文をメール送信し、学生は届いたメールに従い操作するだけ繋がるため、複雑な設定もなく携帯電話があれば利用開始できる点も魅力です。
また、オフライン(直接会って対面)で会社説明会をする時、最後に会社に対し質問がありますかと学生に聞きますが、周りを牽制して質問をためらう場合が多いです。終了後にこっそりすみませんと質問されるパターンが多いのですが、「meet in」のチャット機能を使って質問が出てくるので、そういう質問のしやすい環境が逆に生まれたことは、オンラインならではの効果だと感じています。
meet inの導入で店舗見学の高校生が例年の4倍に。時間の効率化も可能に
――「meet in」の導入でどのような効果がありましたか?
福井氏:コロナの影響により合同企業説明会が中止になるなか、高校生に対してDVDで会社説明をしようと鳥取県からお話しがあり、弊社を含め、さまざまな企業が参加しました。
この会社説明会DVDにおいて弊社は、「meet in」を使ったオンライン会社説明会、オンライン面接などの取り組みをしている会社と紹介しました。
それが良かったのか、例年高校生の店舗見学は8人程度ですが、今年はなんと30人もの高校生が参加してくれました。昨年の約4倍の人数となり本当に驚きました。
コロナによる特殊な環境下ではありましたが、オンラインツールを使用できるという点が、高校生に安心感を与えたのかなと思い驚いています。
高校生は全てオンライン選考ということはできませんが、例えば一次面接をオンライン、二次面接は対面など、そういったやり方も状況に応じて考慮する必要があると感じています。
――そのほかの変化で感じたことはありますか?
福井氏:自社で会社説明会を行う際は、パソコン、プロジェクターの準備、資料の配布や後片付があり、スタッフが苦労することもありました。
しかし、オンラインでやると自分の席でメールを一通送り、後はワンクリックで始められるので、そういった会場の設営に関する時間が削減されました。
また、先ほど申し上げた通り質問がより出やすくなったなど、そういった所で効果が現れてきています。
――逆に「meet in」を使用して見えてきた課題はありますか。
福井氏:グループミーティングの利用を考えたとき、例えば10人以上が同時アクセスできると、より「meet in」の可能性が広がっていくはずです。
meet inで会社との繋がり、そして内定者同士の繋がりを作りたい
――今後の御社の展望を教えてください。
福井氏:今後考えている利用方法としては、内定者懇談会をオンラインで開催したいと思っています。
例年は、対面での内定者懇談会でしたが、今はコロナの影響で首都圏から何度も来ていただくことが困難であり、会社としても安全を確保できるか不安な状況です。
内定者懇談会は、会社と学生が近況を共有する大切な場になっています。私が「meet in」のホストとなり、内定者の皆さんとオンラインでの繋がりを作ってみようと考えています。入社前の不安を払拭し、会社がいつでも繋がっていることを伝えたいです。
学生は、家にいながら参加できるため、場所を選ばず、移動にかかる不安がなくなるため、今後非常に期待している利用方法です。
もちろん、社内での会議や商談でも今後使用していきたいと思います。
――今後導入される企業様に向けたメッセージをお願いします。
福井氏:withコロナという言葉を最近よく見かけますが、コロナの収束の目処が立たないなか、例年と同様の採用方式をとるだけでは目標とする採用者数を確保することが困難です。
採用情報サイトの担当者の話によると 、オンライン会社説明会・面接などの環境が整備されていない会社は、学生が応募をためらうとのことです。
私自身がアナログ人間なので、 会社説明会および面接をオンラインでやることに対して大きな抵抗感がありました。ただ、採用情報サイトのお話もあり、世の中の状況が変わり、新しい方法を模索しなければ取り残されると痛感しました。
今後は、一次面接はオンラインで行い、二次面接以降は対面で行うなど、工夫しながらまずは導入してみるのも良いと思います。
また、鳥取県独自の補助金かもしれませんが、「新卒採用に係る中小企業情報発信緊急支援事業補助金」があり、オンライン会社説明会の実施等による広報強化活動を支援する補助金です。
2021年春新卒学生を対象とした合同企業説明会が中止・延期となったことにより、企業の新卒学生への採用広報活動に影響が生じた場合、オンラインツールを導入した企業に対して補助金申請が可能であり、実際に弊社も「meet in」の利用料の半額を交付して頂きました。
そういった補助金もありますので、今後の導入に向けての是非ご検討してみてください。
――ありがとうございました。
<取材・文・写真= 株式会社センターグローブ>
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