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株式会社WORK SMILE LABO

岡山

営業件数と営業確度はおよそ2倍に。「新しい働き方」を岡山から実現する、WORK SMILE LABOでの導入事例

会社概要

事業内容
笑顔溢れるワークスタイル創造提案業
設立年月
1911年11月15日
利用用途
営業、打ち合わせ、採用

お話を伺った方

常務取締役 石井 聖至 様

取材日 2019年12月3日

営業件数と営業確度はおよそ2倍に。「新しい働き方」を岡山から実現する、WORK SMILE LABOでの導入事例

岡山に本社を構え、100年の歴史を誇る株式会社WORK SMILE LABO。同社は「働くに笑顔を!」を経営理念に、新しいワークスタイルを提案している。もともとはコピー機や事務用品、オフィス家具の販売事業を行っていたが、働き方提案事業へ大きく方向転換。現在はITツールの導入と導入支援事業に注力している。

同社では「meet in」の導入により、全部門のテレワークが実現。また、オンライン商談によって、営業の効率化顧客の満足度向上にも貢献したという。また、先進的な働き方の推進が評価され、山陽新聞が発表した「岡山県内の就職人気企業ランキング」では、地元の大手企業を抑え6位にランクインしたという。

本記事では「meet in」の導入に至った経緯と、実際に1年間使ってみての感想や成果について、同社常務取締役 石井 聖至氏にお話を伺った。

安定した通信と簡単な接続。在宅ワークとオンライン商談を実現

――なぜ、事務機器の販売から働き方支援へと事業転換したのですか?

石井氏:今は、ネットで事務機やオフィス用品が簡単に購入できてしまう時代。我々から事務機器を購入するよりも、ネットで購入した方が安くなってしまい、お客様からしたら我々から購入するメリットが薄くなってしまったんです。

「お客様と対等なパートナーであり続けたい」という思いもあり、モノではなく、ノウハウを提供する会社にならないと生き残れないと考えました。そこで「自分たちのノウハウってなんだろう……?」と考えたときに出た答えが、「働き方」だったんです。まだ「働き方改革」という言葉が流行りだす前でした。

地方都市のITリテラシーは都会と比べるとかなり低く、ITの活用によって業務効率化ができる会社が数多く存在しています。「ITを活用した新しい働き方」という領域に、ビジネスチャンスを感じたんです。

――オンライン会議ツールの導入に至った課題感を教えてください。

石井氏:子供の体調不良や親の介護など「本人は元気だけど働けない」というメンバーが社内に一定数いました。そのとき、「家からでも仕事ができる仕組みがあれば……。」という声をもらい、オンラインツールを用いた在宅ワークの推進を始めることになりました。バックオフィスのメンバーからオンライン会議ツールの導入をはじめ、在宅ワークを実施したところ、目に見えて効率が良くなったんです。

そこで営業部門でもオンライン会議ツールを導入していくことにしました。地方都市の移動手段は、基本的に車。1時間以上かけてお客様のもとへ訪問しても、契約に至らないことも。そうすると営業マンの時間もガソリンも無駄になってしまいます。そこでオンラインでの商談に切り替えていくことで、営業マンの時間を効率化させたかったんです。

――なぜ「meet in」を選んだのでしょうか。

石井氏:特に社外の方とのミーティングで使うとなると、他のオンライン会議ツールは扱い方が難しかったんです。地方ですと普段パソコンに触れない人も多く、操作に不慣れな場合がほとんど。またインターネット回線がしっかり整備されている企業も決して多くはありません。「複雑な操作でお客様を苛つかせてしまったら」「途中で通信が切れたら」「声が聞こえなかったら」など、数々の不安要素があったんです。

そうした中、「meet in」は私たちにぴったりなツールでした。まず通信が圧倒的に安定しています。外出中にiPhoneのテザリング機能を使ってオンライン通話をしても、何不自由なく使えました。地方都市のため、電波が弱いところがあるのですが、接続に関してまったく不安はありませんでしたね。

さらに、部屋番号を設定し、ルーム名にキーワードを入力してもらうだけでつながるという、シンプルな接続方法も魅力的でした。

営業電話からオンライン商談まで。スムーズな導線設計を「meet in」で実現

――営業活動では「meet in」をどのように活用されているのでしょうか?

石井氏:まずは電話でアポイントを取り、「meet in」を用いたオンライン商談へとつないでいます。お客様との電話で、「お手元のPCでインターネットを開き、『ワクスマ』と検索してください」とお願いします。

我社のサイトを開いていただくと、右下に黄色いチャットのマークがあります。

石井氏:右下のチャットマークをクリックしていただくと、ルーム名入力のページになるんです。そこで、お客様にはあらかじめ電話でキーワードを教えておき、お客様側から入力していただくと、「meet in」が起動するという仕組みです。

――オンライン商談までの導線設計がスムーズですね。

石井氏:「meet in」の導入前は、まずアポイントを取ることが商談への第1歩でした。そのため、アポイント獲得から訪問までのハードルが高かったんです。「meet in」を導入してからは、たった5分だけでもお時間をいただければ、プレゼン資料を画面共有しながら対面でオンライン商談ができます。

――オンライン商談に変えてから、1日あたりの商談数はどれくらい増えましたか?

石井氏:実際に足を運んだ場合、どれだけ効率よく訪問先を回っても1日あたり4,5件が限界でした。「meet in」によるオンライン商談では、1日あたり10件もの商談機会を作ることができました。

――県外案件獲得の確度の変化について教えてください。

石井氏:単純計算ですと確度は約2倍になりました。導入前だと、実際の訪問10件中、空振りが5件ほどでした。「meet in」導入後は、オンライン商談によってまず温度感を確認してから訪問の判断ができるようになり、営業の空振りが大幅に減りましたね。だいたい、10件訪問して6件受注くらいのイメージです。

営業コストの削減や効率化だけでなく、満足度の向上も

――「meet in」導入後、貴社の「働き方」はどのように変わりましたか?

石井氏:物理的な距離をまったく気にしなくなりました。岡山県はかなり広く、県内でも遠い場所だと移動に2〜3時間かかることもあります。以前は、営業の空振りを恐れて訪問をお断りさせていただくこともありました。しかし、今はお客様がどこにいようと「meet in」があれば商談が可能。事務所からWEB上で営業ができ、移動にコストを割かなくて済むようになり、効率がものすごく良くなりましたね。

さらに、私たち管理者が営業担当者の業務を管理しやすくなりました。営業先への訪問の場合、お客様の温度感や話の内容について、報告書でしか確認する方法はありません。現在は、事務所内でのオンライン商談が可能になったため、営業担当者とお客様の会話内容や手応えをその場で確認できるようになりました。

――他に「meet in」導入後の変化があれば教えてください。

石井氏:お客様へのアフターフォロー回数も増えましたね。今までは月に1回の訪問が限界でしたが、「meet in」を活用によって、月に2回のオンライン面談ができるようになりました。「meet in」を活用することによって、お客様の満足度も確実に上がってきています。

「場所を選ばない働き方」があるということを世の中にもっと知ってもらいたい

――今後の展望について、教えてください。

石井氏:まずは我々のビジネス戦略の1つである「働き方改革」というテーマのセミナー活動を増やしていきます。今までも講演のお呼びがあれば、県外でも出向いていました。「meet in」の導入により、セミナーから商談へ効率的につなげることができるようになったため、今後は弊社からも積極的に働きかけ、月に10回ほどのペースで、セミナーを積極的に開催していこうと思います。そして、岡山だけでなく日本中に事業を展開していきたいですね。

身体が不自由、親の介護で家から出れない、子どもの身体が弱くて家から出れない、通勤困難……。様々な理由から、仕事ができない人は、世の中に多くいると思います。「meet in」のようなツールによって、在宅ワークや「場所を選ばない働き方」は実現できます。「仕事ってどこでもできるんだ」ということをもっと世の中に知っていただきたいですね。

――ありがとうございました。

<取材・文= 大木一真>

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